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クーロンの法則

 静電気学の基本と言うべきものがクーロンの法則です。1785年にクーロンによって見出された電荷と電荷との間に働く電気力の大きさ、向きに関する法則です。 2点の電荷の間に働く電気力は、それらを結ぶ線上に働き、その向きは、プラス電荷同士の間には斥力(反発力=互いに遠ざけようとする力)が生じます。マイナス電荷同士の間にも斥力が生じます。 プラス電荷とマイナス電荷の間には引力(互いに引き付けようとする力)が働きます。力の大きさは、各電荷量に比例し、電荷間の距離の2乗に反比例します。これをクーロンの法則といい、この力をクーロン力といいます。


電気力線

 電気力線(でんきりきせん)の原理を理解することも大切です。電気力線とは、電気力の分布を視覚的に表現、理解するための仮想的な線をいいます。電荷には一定の電気力線があり、1クーロンの電荷に対して約1130億本の電気力線があります。 電気力線は、プラス電荷からは放射状に外向きに出ており、マイナス電荷には放射状に内向きに入っています。電気力線はプラスの電荷から出てマイナスの電荷で終端します。電界の強さは電気力線密度(電気力線の濃さ)で決まります。電気力線の数は電界X面積です。  

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 サイト更新日

 2014年12月11日

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